Track2

Track2: Immutable Infrastructure

『Immutable Infrastructure』をキーワードに、その道の第1人者が集結するトラックです。最後は登壇者が一同に介してディスカッションを行うというインフラ周り関係者にとっては何とも贅沢なプログラムとなっております。

10:10~11:00

Immutable Infrastructure

伊藤 直也

内容:
クラウドの普及により、Chef や Puppet などサーバー状態を管理するフレームワークに注目が集まっています。サーバーの状態管理を自動化することで様々な運用負荷を低減することができますが、そもそもサーバーの状態管理を「しない」という選択をするというコロンブスの卵的発想が Immutable Infrastructure という考え方です。既存の環境を上書きするのではなく、必要になったら新しい環境を動的に作り出し、古い環境は棄てる。
ここ数年のサーバー/インフラ事情を振り返り、なぜ Immutable Infrastructure という考え方が提唱されるに至ったか、その背景および昨今の事情について説明します。

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11:10~12:00

クックパッドのデプロイとオートスケール

成田 一生 [クックパッド株式会社]

内容:
クックパッドのアプリケーションコードは1日に10回以上デプロイされます。そのように頻繁に更新されるサーバを、負荷に応じてオートスケールさせるには様々な工夫が必要になります。 本セッションでは、私達がどのようにしてサーバ設定やアプリケーションをデプロイしているか、また、いかにしてオートスケールを行っているかについてお話します。

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13:00~13:50

infrastructure as Codeと組織のドキュメンテーション(仮)+Immutable事例

澤登 亨彦[HiganWorks LLC]

内容:
前半はImmutable Infrastructureを実践する上での関連知識であるInfrastructure as Codeをテーマに『ドキュメントこそ最善』という内容でお話します。
ドキュメントにまつわるワークフローを基点とし、いくつかコンテキストを変更しながら同じフローをとらえて語ります。解釈は観客にお任せ?ちょっぴりアイロニカルなセッションをお送りします。
後半ではImmutable Infrastructureの事例を紹介します。クラウドIaaSのバックエンドとしてモニタリングサービスを提供しているGiraffi(クローズド)において、Zookeeperにstateを集中管理させることで監視アプリケーションをImmutableにデプロイ可能にする手法(開発中)について解説します。

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14:00~14:50

プロビジョニング&デプロイ on AWSのキホン

吉羽 龍太郎 [アマゾンデータサービスジャパン株式会社]

内容:
AWSを利用すると伸縮自在なインフラストラクチャを構築することが可能です。 このような環境では頻繁にインスタンスが入れ替えられたり、アプリケーションをデプロイしなおしたりする必要がありますので、自動化が必須です。本セッションではAWS環境におけるプロビジョニングやデプロイの自動化におけるキホンについて解説します。

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15:00~15:50

Immutable Infrastructure時代の構成管理ツール基盤SpecInfra(仮)

宮下 剛輔 [無所属]

内容:
Immutable Infrastructureを前提にすることによって、構成管理ツールはもっとシンプルにできるのではないか。そういう発想の元、プルーフオブコンセプトとして開発しているのが、configspecとsyllabusであり、そのベースとなっているのが、serverspecからコマンド実行レイヤーを独立したフレームワークとして切り出したSpecInfraです。SpecInfraを活用することによって、configspecやsyllabus以外にも、独自の構成管理ツールを容易に開発できるようになります。

このセッションでは、Immutable Infrastructureの性質を元に、求められる構成管理ツールの用件を整理するとともに、SpecInfraとは何かを解説し、configspecとsyllabusの実装を元に、SpecInfra上で独自の構成管理ツールを開発する方法について解説します。

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 16:00~16:50

「技術的負債」を問いなおす

栗林 健太郎 [株式会社paperboy&co.]

内容:
いわゆる「技術的負債」について、巷間出回っている言説は、(1)歴史的(2)比喩的(3)実践的に不十分な認識にもとづいている。そのため、当初その用語が新鮮なものとして導入したはずの認識利得が毀損され、いまや単なる水掛け論を間歇的に惹起するのに使用されるばかりだ。本トークでは、当該用語の本義に立ち返り、さらに適切な説明を提供することで、よりよい言説の基盤を提供する。

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17:00~17:50

Immutable Infrastracture パネルディスカッション〜オレにも一言言わせろ〜

モデレータ 田中 慎司 [株式会社はてな]
パネリスト 伊藤 直也
成田 一生澤登 亨彦 、吉羽 龍太郎宮下 剛輔栗林 健太郎

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